立った!立ったよ!って何が立った!?TOYOMARUが毎度おさわがせします!【エキスパート 業界の流儀 すしざんまい#2】 (4/5)
「茶柱」が立つ音はアレが立つ音だった!?
茶柱ランプのところに戻りますが、茶柱ランプはやっぱり「どうしてもやりたい」っていうそういうこだわりがあってやってたところもあります。だから茶柱が立つ時のSEとかもだいぶこだわってます。
「茶柱ランプが動いた瞬間にやった」っていう感じですか?
はい。立ったら大当り濃厚なんで。でも音が鳴ったり光らなくても「なんか殺気感じるな」って思ったら、立ってるっていう演出も入れているので、気づかない時もあります。
いわゆる違和感演出みたいな?
そうですね。だからSEとかも、昔のドラマで聞いたことのあるようなSEにしています。
と、言いますと?
立った音ってあるじゃないですか。「ピロリロリン」みたいな。とりあえずあの音をイメージしてと指示を出しました(笑)
それをこちらのSEチームが再現した、ということですか?
SEチームが、「こんなのどうですか」っていう感じで。
あとは演出のパターンで、変動開始時に特殊な音が鳴ると立つというのも入れてます。もう言っちゃいますが、ニワトリが「コケコッコー」って鳴いたら立つっていうのを入れてるんです。
何故ニワトリなんですか?
やっぱり朝って感じがするじゃないですか。朝から打っていただきたいので、そういうのをこだわりで入れてます。
「立つ」ことに尋常ではない程のこだわりを見せてくれる若林さん。それはスゴイこだわりですね。
でも、それはあくまで個人的な話なんで。プロジェクトとして作りましょうってなった時には、構造系のメンバーとかは「新しいギミックを作るなら今までにないギミックの動きや玉の動きを出したい」っていうので参加してます。
スタート段階でまず「今までにない新しいものをやりたい」っていうのもあり、案出しのところで「今回は当然真ん中のところに木村社長を置きましょう」と。で、「いつものこのポーズはマストだよね」っていう。そこからスタートして、じゃあ「何をやろう?何ができるか?」って色々アイデアを出していって出来上がったのが、これです。
尾ヒレギミックや大トロギミックの動きはちょっとありきたりかもしれないですが、マグロ解体ギミックに挟まれて入っていくときの動きは多分今までにないと思いますし、新しい動き、変わった動きっていうところでバランギミックも作ってみてはどうかっていう感じでしたね。
バランギミックはダイレクトで始動口に入れるためのものだったんです。バランの動きを変えて、確率をうまいこと調整できるようにって、色々試行錯誤しました。
マグロ解体ギミックの真ん中からステージの中心のところがモコってしているんですよ。元々はアイスの棒みたいな物があって、バランギミックがバンって弾いた時に棒と始動口との隙間に入らなきゃ始動口に入賞しないように、ちゃんと確率が出るようにっていう形で作ったんです。その後色々あって今の形になった感じですね。
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