鉄拳は「持っている」コンテンツ!?パチスロ鉄拳4開発陣へ気になる事を聞いてきた。【エキスパート 業界の流儀 パチスロ鉄拳4編 #1】

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これから陽の光を浴びる新台、今も記憶に残る名機、業界を震撼させるプロジェクト。それらに焦点を当て、作り手の想い、成功に隠された知られざるドラマの神髄に迫る「エキスパート~業界の流儀~」

今回は、導入を間近に控えた人気シリーズ最新作「パチスロ鉄拳4」
4号機、5号機の歴史を彩った人気台の系譜を継ぐ最新作に秘められた想いを聞く為に、ななプレス取材陣は山佐株式会社を訪れた。

「パチスロ鉄拳4」に込められた”業界最大級の衝撃”とは…

業界最大級の衝撃とは

「業界最大級」というキャッチコピーの意図についてお聞かせください。

『業界最大級の衝撃』と同時に『7月21日』という日付を入れてこのコピーを訴求しました。「7月21日に何が来るんだろう?」という期待感を抱いてもらいたかったので強い言葉を選びました。「鉄拳」は版権コンテンツの中で自社のナンバー1コンテンツだと思っているので、「業界最大級」というワードにも負けないだろう!と自信をもって採用しました。

今回のキャッチコピーは筐体の影響も大きいですね。実は、バトルスクリーン阿修羅とは別にもう1つ候補があったんですが、「インパクトを取ろう」と決断した結果、今回こちらの筐体になりました。

鉄拳というコンテンツとバトルスクリーン阿修羅のインパクト。それらが合わさったことで生まれたキャッチコピーだったんですね!

実際に「パチスロ鉄拳4」がホールに並んだ時に、パチスロの島とは思えないほどのとてつもない存在感を放つことは間違いないと思います。そういう意味でも「業界最大級の衝撃」と言えるのではないでしょうか。

強烈なインパクトを放つ鉄拳4

鉄拳を選んだ理由

鉄拳を6号機の液晶機第一弾に選んだのは、何か特別な理由があったのでしょうか。

山佐と言えば鉄拳と言われるほど代表的な機種だと思います。新しい節目となる第一弾には鉄拳が相応しいと確信していました。

鉄拳か…もしくは…という候補になった機種はありましたか?

申請や適合の順番などの影響で違う機種になる可能性はありましたね。鉄拳がこういうタイミングで適合して、結果的に6号機の液晶機第一弾という冠が取れたのは、鉄拳って「持ってる」なあと。

鉄拳は持っている…!

そういう星の元に生まれたんだなあ、と。実際鉄拳の前に検定へ持っていってる機種もあるので、そう思いますね。

人気シリーズ開発のプレッシャー

鉄拳は4号機から続く人気シリーズですが、6号機での開発にあたりプレッシャーはありましたか?

やはりプレッシャーはありますよ。けど、振り返ってみるとやりがいのほうが大きかったかなと思います。自分は入社9年目ですが、鉄拳2ndのサポートからスタートしたんですよ。そういう意味でも思い入れのある機種だったので、今度自分がその立場になったというところで、年月を感じながら。まあ会社からの圧もそれなりにあったのですが…

鉄拳で失敗したら…みたいな(笑)

それを必死に受け止めながら、自分なりのこだわりは入れられたかなと思います。あとはそれがユーザーの皆さんに届くかどうかは運次第というか(笑)届いてくれー!という感じです。

いつ頃から開発をしていたのですか?

5.9号機の頃からやってましたね。

5.9号機の基準で作っている途中で6号機での再開発を選択されたということですか?

5.9号機か6号機、どちらで作るか選択肢を与えられました。6号機で純増の上限が緩和されたので、そちらを選んだ形ですね。

やはり開発者の方からしても、6号機の方がゲーム性の幅が広がり作りやすいのですね。

全然違いますね。でも5.9号機の方は開発途中くらいだったので、6号機におもいきって舵取りをしてバトル中心の出玉システムをATで作ろうとなりました。

それでATで、と。

AT復活できるならそっちの方がいいな…となりまして。AT+バトルシステムは非常に相性が良いと判断しました。

「パチスロ鉄拳4」を作るにあたって、6号機は光明だったんですね。

僕は鉄拳プロジェクトにずっと携わっているんですが、今回だけはさっき言っていたプレッシャーなんかもありました。

鉄拳シリーズには実はエグゼクティブプロデューサーがいまして、その人はもう「やったことないことをどんどん挑戦していこう。そこから何かを探そう」と。

まず最初は鉄拳の大会に出て、そこからゲームの面白さを知って…みたいな。「マジでそこからやるの…?」という空気もあって(笑)

「鉄拳できる子いないか?」って社内を探したりとか。鉄拳プレイヤーのユウさん、ノビさんを岡山の本社に呼んで鉄拳ゲーム講習とかも受けました。

鉄拳の大会も3年半経った今もまだ出続けてます。今は「TeamYAMASA」というのもあって。そのつながりから、今は鉄拳プレイヤーのユウ、ノビ、タケ。の3名をスポンサードする形で応援しています。

開発に携わっている方全員が鉄拳のゲーム・原作を一通り触れているのですか?

めちゃめちゃやってます。去年のEVO(※)にも出場させていただいて…

※アメリカで開催されている、世界最大規模の格闘ゲームの大会

EVOにまで!開発チームの中から代表選手が選ばれる形で?

大きな大会は強い人を1軍として出して、弱い人は2軍という形で。

社内で鉄拳プレイヤーとしての格付けが…

もちろんもちろん。僕は4軍くらいですよ。

一同:(笑)

皆さんゲームとの関わりも深いんですね。

それこそ、「KELOT CUP」というのもやってまして。

大会を主催されてるんですか!?

はい。この3年で計6回。来月で7回目です。1回目は30チーム(90名)参加の小さな大会でしたが、6回目では120チーム(360名)の参加があり、日本一といえるほど3on3では大きな大会になりました。

※3人対3人で行うチーム戦

まさか大会まで主催されているとは…誰でも参加できるんですか?

できますよ!是非ノリでいっぱい参加していただいて!

ちょうど7月に大会ありますよね。

大阪で行われる鉄拳ワールドツアーにも特別協賛し、「パチスロ鉄拳4」のブースも設ける予定です。

そういうところも鉄拳は「持ってる」んです。たまたま今日取材があって、今月(7/6,7/7)に鉄拳の大会があるという。

※7/6,7/7の鉄拳ワールドツアー「WELLPLAYED CHALLENGER」に「KELOT CUP」が特別協賛しています。

鉄拳Rを踏襲する上でのこだわり

今作は鉄拳Rを踏襲されているようですが、どのようなところを意識されたのでしょうか?

過去作を打ってみようというところからスタートしました。

鉄拳Rのフローって、ボーナス当たって、戻ってきて、鉄拳チャンスあるかな?無いかな?とか考えている時に、しれっと色ナビ矛盾とか…そういうのが出てくるんですよ。

「その当たり方が逆に新鮮だ!」という話になって。6号機のシステムとも割とマッチすると思うんですよね。言い方が悪いかもしれないですけど…上げて下げて上げて下げて、みたいな。

その下げてのところにゲーム性がかなりマッチしそうだな、というところでスタートしましたね。

でも僕は鉄拳2ndが好きなので、なんとか中押しを入れようと思って…ねじ込みました(笑)

一同:(笑)

若い世代だと鉄拳は2ndのイメージが強いですよね。

2ndはごった煮というか…キングがいて飛鳥もいてラースもいて。いろんな上乗せもあって、楽しいものを全部入れてUSJにしようみたいな(笑)。
6号機で同じことをするのは難しくて。やはり一本筋を通す必要があるので、それなら鉄拳チャンスだけで筋を通してみたいという思いがありました。

若手のメンバーにRを打たせてみたら、「意外と面白いね。最近なかったよね、さりげなく当たるの」とか色んなことが聞けて、これってもしかしたら逆にマッチするのかな、と自信に繋がってきました。

紆余曲折ありましたが、最後には、「もう鉄拳チャンスで行く!」と言い切って。そこからはチームが1つになってまっすぐ進んだので、良いキーワードだったかなぁと思います。

鉄拳チャンス高確中の当たり方にもこだわって作りました。しれっと告知するのもどのくらいにしようかな…とか。最近のユーザーはRのような当たり方だと「えっ?」となるかもしれないので、絶妙なバランスになるように調整しました。

初代のようにしれっと当たることもあれば、派手な演出で当たることもあると。

細かい話になってしまうんですけど…初回に鉄拳チャンスが出てくるときは、分かりやすく告知することが多いです。鉄拳チャンスがループするシステムなので、2回目以降は初代のような当たり方が多くなっていますね。

なるほど。初回の当たりを分かりやすい告知にしたのは、どのような理由があるのでしょうか?

初回から何故鉄拳チャンスが出てきたか分からないような演出にすると頭にハテナが浮かんじゃいますが、2回目以降はあるかなあるかなーと、鉄拳チャンスを待ちながら打つので、「これもしかして!?」と期待して打って欲しかったんですよ。

初回は、「当たり!」というしっかりとした盛り上がりを演出したんですね。

あと、マックスベットに力を入れて、というのも結構こだわったところで。Rもマックスベットで鉄拳チャンスが告知されるんですけど、なるべくそれを再現するように。

次のゲームで鉄拳チャンスの告知しますよ、で押すんじゃなくて。この演出が出たから鉄拳チャンスだよね?と思いながら叩いて、「あー違った」もしくは「キタキター」みたいな。

ああいう自分から台に問いかけるみたいな演出が最近あまり無いので、そういう意味ではジワジワくる楽しさかな、と思います。

そして終わりそうになっても、「まだあるよね?まだあるよね?」と期待を持つことが出来る。

僕からしたら懐かしかったですし、若いメンバーからしたら新しい感じなので、良かったかなと。

そこが初代鉄拳を強く意識して作られているところなんですね。



「パチスロ鉄拳4」が6号機の液晶機第一弾として出て来れたのは、鉄拳シリーズ自身が持つ運命性と、実際にゲームをやりこみ、コンテンツを深く愛する開発スタッフの熱い情熱が融合した結果だった。

次回は、超美麗液晶による150度の展望「バトルスクリーン阿修羅」を搭載した新筐体、そして注目のゲームシステム「新・鉄拳コンボシステム」の核心に迫る!!

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