【CYBORG009 RULE OF SACRIFICE】009といえば時短突破型!通常時のスペックや演出を試打レビュー!
こんにちは!ななプレス編集部のパン君です。
ニューギンさんから登場する注目の新台「e CYBORG009 RULE OF SACRIFICE」「P CYBORG009 RULE OF SACRIFICE」の試打レビューをお届け! スペックや演出はどんな感じだったかを筆者の独断と偏見に基づいて、「通常時編」「ラッシュ編」に分けて各項目を5段階評価でレビューしていくこちらの企画。今回は「通常時編」でございます。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
「CYBORG009 RULE OF SACRIFICE」の解析情報はこちら
スマパチ版のバランスはちょっと気になる…
P機版
基本仕様 | |
タイプ | ミドル |
仕様 | 一種二種混合機 |
大当たり確率(通常時) | 1/319.68 |
大当たり確率(時短中) | 1/99.9 |
大当たり確率(ST中) | 1/17.87 |
大当たり確率 (OVER DRIVE中) |
1/43.98 |
大当たり確率 (V-DRIVE中) |
1/1.0 |
RUSH突入率 | 約63.6% |
RUSH継続率 | 約92%(※) |
賞球 | 1&3&6&15 |
カウント | 10カウント |
ラウンド | 2R/3R/4R/7R/10R |
大当たり出玉 ※払い出し個数 |
2R:約300個 3R:約450個 4R:約600個 7R:約1050個 10R:約1500個 |
時短回数 | 40回転/100回転 1000回転 |
潜伏確変 | 非搭載 |
遊タイム | 非搭載 |
※…ST継続率約90%+OVER DRIVE継続率約99.9%+V-DRIVEを加味した継続率。
スマパチ版
基本仕様 | |
タイプ | ミドル |
仕様 | 一種二種混合機 |
大当たり確率(通常時) | 1/348.59 |
大当たり確率(時短中) | 1/109.96 |
大当たり確率(ST中) | 1/17.87 |
大当たり確率 (OVER DRIVE中) |
1/43.98 |
大当たり確率 (V-DRIVE中) |
1/1.0 |
RUSH突入率 | 約60% |
RUSH継続率 | 約92%(※) |
賞球 | 1&3&6&15 |
カウント | 10カウント |
ラウンド | 2R/4R/7R/10R |
大当たり出玉 ※払い出し個数 |
2R:約300個 4R:約600個 7R:約1050個 10R:約1500個 |
時短回数 | 40回転/100回転 1000回転 |
潜伏確変 | 非搭載 |
遊タイム | 非搭載 |
※…ST継続率約90%+OVER DRIVE継続率約99.9%+V-DRIVEを加味した継続率。
スマパチ(e機)版とP機版が同時リリーズとなる今作ですが、まずはそれぞれの全体的なスペック表がこちら。長い歴史の中で様々なスペックやゲーム性で登場してきた「CYBORG009」シリーズですが、今作は両スペック共に近年の同シリーズの代名詞でもある時短突破型×高継続STタイプのゲーム性での登場です。
P機版通常時(特図1)
ラウンド | 移行先 | 振り分け |
10R | V-DRIVE+RUSH | 0.5% |
3R | 時短100回転 | 99.5% |
スマパチ版通常時(特図1)
ラウンド | 移行先 | 振り分け |
10R | V-DRIVE+RUSH | 0.5% |
10R | 時短100回転 | 99.5% |
今回は「通常時編」ということで、評価材料となるのは初当たり時のラウンド内訳やラッシュ突入率、時短の有無などをふまえたトータルでの満足感。そして本機のラウンド内訳&初当たり後のゲームフローがこちらとなります。
まずは初当たり時の内訳についてですが、ここでは両スペックで大当たりのラウンドに明確な違いが存在。スマパチ版では0.5%のみ存在するラッシュ直通振り分けを含む全ての大当たりが10R(1500個)の出玉が獲得可能であるのに対し、P機版では初当たり時のメインは3R(450個)となっております。スマパチ版では初当たりが重い分がしっかりと出玉へ反映されていますね。
とはいえ前作でも初当たり時は3R or 2Rでしたし、同シリーズでの初当たり時は少出玉で当たり前というイメージを持っているユーザーは多いハズ。両スペックを比較た際には差があるものの、P機版に関しても歴代シリーズを打ってきた方ならすんなりと受け入れられるのかなと。
続いてラッシュ突入率。初当たり時のラッシュ直通+時短引き戻しを合算したラッシュ突入率はスマパチ版が約60%に対しP機版が約63.6%と、ここはP機版の方が上回っているのが大きな特徴。これは本機の時短中は通常時よりも大当たり確率が高くなっているのですが、その数値はスマパチ版が1/109.96、そしてP機版が約1/99.9となっている為です。
初当たり時のラウンド数及び獲得出玉こそ圧倒的にスマパチ版が上ですが、1番のお楽しみであるラッシュ突入率では明確に劣る…というのは正直かなり気になってしまいました。まぁ人によって求めるモノは違うので一概にこれが正解というものはありませんが、個人的にはスマパチ版の初当たりはフル出玉でなくてもいいので、しっかりとラッシュ突入率もP機以上…という完全上位互換的なスペックが理想でしたね。
初当たりを引けばヒリつく100回転を必ず楽しめる時短突破型スペック。機種コンセプトとしては昨今のシリーズ機の伝統を継承しているので、ファンの方はすんなりと楽しめるでしょう。気になったのは両スペックにおけるラッシュ突入率の差。やはりユーザーはスマパチ版においては初当たりさえ引くことができれば、その分大きな見返りがあることをイメージして遊技されるハズですからね。初当たり時のラウンド数(獲得出玉)に差をつけすぎた結果スマパチ版の方がラッシュ突入率が低くなってしまう…というのはユーザーが求めるモノと少しズレている気がしました。☆は4つ!
全体的に演出がすげぇカッコよくなってる
通常時は3種類のモードが存在しており、それぞれのモード専用演出が豊富に用意されているのが大きな特徴。「モードA」ではパチンコ王道のオーソドックスな予告演出、「モードB」では「00NC」それぞれにスポットを当てたキャラクター主体の演出、「モードC」ではリールを使用した特殊な演出が主体の構成となっております。演出ボリュームはバッチリですな!
ただ、実はこれ「モード」とは言いつつもユーザーが任意で選択することはできないので、一般的には「ステージ」という表現の方が近いなという印象。モード毎に演出傾向がガラッと変化するというのは非常に面白い試みだと思ったので、お気に入りのモードに固定できる機能があるといいなと思いました。
通常時の演出面では「RULE OF SACRIFICE」という新たなストーリーを堪能できるというのも大きな注目ポイント。これまでの「CYBORG009」シリーズでは基本的に既存のストーリーで演出が構築されていましたが、なんと今作は石森プロが本機の為だけに書き下ろされた完全新規ストーリーとなっているようです。これは歴代シリーズを追ってきた方からすればかなり魅力的な要素でしょうね。
豊富な連続予告や「加速装置」といったお馴染みの演出は今作でも継承。本機のために書き下ろされたストーリーやモードという概念など新要素もいくつかある本機ですが、基本的な演出フローとしてはこれまでの「CYBORG009」シリーズを打ってきた方ならすんなりと楽しめる構成です。ただ、過去作で見覚えのある演出なども映像は一新されているものが多く、クオリティ面の進化もしっかりと感じました。特に今作でも初当たりの鍵となる「009参戦」時の音と映像はめちゃくちゃカッコイイので、これは是非1度ホールで体感していただきたいですね!
通常時は演出ボリューム、クオリティ共に文句ナシ。特に激アツ演出系の映像には抜群のセンスを感じました。☆は5つ!
初当たり時のバリエーションに乏しい印象
演出バランスに関して懸念していたのが保留変化演出。本機ではスタンダードな色保留意外にも特定の予告やリーチ演出発生を示唆するアイコン保留的なものも多数搭載されているようで、これらが頻繁するとちょっとウザそうだなぁ…と思っていたんですよね。しかし実際に試打を行ってみるとカスタム非設定でも保留変化予告の発生頻度は思ったよりも低め。当初イメージしていた「保留変化ゲー」みたいな感じではなかったので安心しました。ただ、大当たり時は大半が「009保留」からだったのは気になるポイント。せっかく様々な保留変化が用意されているので、もう少し他の保留でも大当たりに期待できるバランスにして欲しかったですね。
初当たり時は先読み演出からリーチ演出まで満遍なく強演出が出現し続ける印象。特に目立ったのがゾーン系演出である「(超)焔ZONE」で、今回の試打では半数以上の初当たりに絡みました。個人的にゾーン系演出は「出れば熱くなれる!」というポジションを求めているのですが、本機では「出ないと不安になる」というような印象を受けてしまったので、もう少し発生頻度は低いほうが良かった気がしますね。
初当たり時は満遍なく強演出が出現…とは言いましたが、意外だったのは最終ジャッジ時の演出。今回の試打ではデフォルトボタン、赤ボタン、「天激ボタン」の3パターンを確認しましたが、初当たり時でも半数近くはデフォルトボタンが出現しました。もちろんそこまでに激アツ演出はいくつも出現していましたが、最後がデフォルトボタンでもさほど大きな影響を感じなかったのは好印象ですね。
初当たり時は基本的にかなり熱い演出が複合。ゾーン系演出や「009保留」の発生頻度が高すぎるなど初当たり時のバリエーションに乏しい印象を受けました。せっかく今作から新搭載の演出も多数搭載されているので、もう少し色んな当たり方を楽しめると良かったですね。☆は3つ!
良くも悪くも「先バレ」のクセが強い
通常時のカスタマイズ項目はこちら。ニューギンさんといえば1~2年ほど前まではカスタマイズ機能においては正直かなり遅れをとっていた印象ですが、ようやく本腰を入れてきましたな。これならほとんどのユーザーが満足できるでしょう。
「演出カスタマイズ一覧(先バレ/先読みチャンス等)」はこちら
今では当たり前となりつつある「先バレ」カスタマイズですが、本機の「先バレ」はそれらとはちょっと異なるので注意。本機では保留入賞時に白フラッシュすると赤フラッシュ発生のチャンス→赤フラッシュ発生で激アツ…という2段階構成になっているんです。既存のルールに因われず新たな魅力を追求する姿勢は評価できますが、本機の「先バレ」が既存の「先バレ」系カスタムよりも面白いかと言われれば答えは…。特に白フラッシュのみで終わってしまった際は特にリーチにもならないただのガセというのが気になるポイントですね。個人的には白フラッシュ発生段階でチャンス(信頼度10%程度)→赤フラッシュで激アツというステップアップ形式にしてくれた方が、ストレスを感じることなく本機ならではの斬新なカスタマイズ機能として受け入れることができたのかなと。
もしくは白フラッシュを経由せずいきなり赤フラッシュが発生するスタンダードな「先バレ」も用意し、本機オリジナルの「先バレ」と任意で選択可能という形にしてくれれば多くのユーザーが満足できたと思います!
先読み系カスタムに少々偏ってはいるものの、少し前までのニューギン系機種と比べれば随分と十分すぎるほどの内容です。ただ、「先バレ」に関してはもう少しやりようがあった気がしますな。☆は4つで!
「CYBORG009」シリーズならではの魅力は今作でも健在
「e CYBORG009 RULE OF SACRIFICE」「P CYBORG009 RULE OF SACRIFICE」の2スペック同時デビューとなる今作。初当たり時の出玉やラッシュ突入率などでそれぞれの色を出したスペックに仕上がっておりますが、ラッシュ突入率はP機の方が高くなっている点にどうしてもアンバランスさを感じてしまいましたね。とはいえ両スペック共に時短突破型×高継続STという近年の「CYBORG009」シリーズの特徴は継承しておりますし、演出面でもしっかりと進化を感じることができました。歴代シリーズファンの方ならきっとご満足いただけるかと思います!☆は4つで!
今回のレビュー結果
「CYBORG009 RULE OF SACRIFICE」の解析情報はこちら
003(フランソワーズ)がめちゃくちゃかわいくなってる
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