ジロウにとって木村魚拓は「好きも尊敬も超えたお父さん」？デビューからの思い出を振り返る！ (2/5)

印象に残ったのは大スベリしたあの番組

スタッフも演者もみんな手探りのスタートだったみたいです

初めての収録の様子って覚えていますか？

僕は面接の段階から「スタッフで俺よりパチスロ詳しい人おらんな」って思ってたんですけど(笑)

そんなスタッフから「俺らはよくわからんから、いつも通りにやっていいよ」って言われたことが逆にプレッシャーを感じずにやれた記憶がありますね。

初収録にあたって、話し方やスタイルを参考にした方っていますか？

僕らの場合は「クールな感じで無駄話も一切しなくていい」って話を前もって言われてたので、例えば「当たったゲーム数と当たった当選契機」であったり「台の情報やお店の情報」だけを伝えればいいといわれていたので誰かを参考にするとかは特になかったですね。

このデビューから10戦全勝の万枚2回に繋がってきますが、この全勝達成で「売れた！」って思いましたか？

売れたかどうかはわからないですけど、最初の動画が上がって1万何千回くらいの再生数だったんですよ。

その時はそれがどれくらいの数字なのか分からなかったんですけど「1万人も見ているのか〜」って思いました。

あとは、来店や収録のときにホールにポスターが出てたのを見てすごいと思いましたね。

8年前から変わった外の環境や内面の変化ってありますか？

それはもう、21のクソガキがアラサーになったら何もかも変わりますよ(笑)

多分、この生活してなくても変わってるでしょ。だから、全部変わったんじゃないですか。

考え方も人付き合いの仕方も、何もかも変わった気がしますね。

デビュー前の自分に「あの時にもっとこうしといたら良かったのに」と言いたいことはありますか？

もうちょっと人に優しくとか、言葉遣い、言い方に気をつけなよって言いたい気持ちはあるんですよ。

ただ、あの頃人に色々と迷惑をかけて、失礼なこと山盛り言ってしまったからこそ得た教訓みたいなのもあって、それを考えるとあまり過去の自分にそういうこと言いたくないんですよね。

それより、その頃失礼なことを言ってしまった人たちに改めて「ごめんなさい」と伝えたいですね(笑)

若さゆえのトガリがあったりなかったり…

ちなみに印象に残った仕事が全て他社媒体ですね。まずは「木村魚拓の窓際の向こうに」からお伺いします。

単に「印象に残った」というだけなら、節目節目でもっとたくさんありますよ。

それこそ黒バラ1戦目とか。どうしても全勝したかったので10戦目も印象に残っていますし、「緊張したな」とか「やってしまったな」って深く反省したりして記憶に残っている仕事は10も20もありますけど、その中でも「パチテレに出た」というのはすごいと思いましたね。

憧れの場所で、そこに出ることを1つの目標にしていたので、呼んでいただいた時はすごく嬉しかったですね。

今ではヤンキーララバイでレギュラーも。

そうなんです。おかげ様で今ではレギュラーでやらせてもらえるようになったんですよ。

それも「窓際」きっかけの可能性もあるな、と思うと「うわ～、やれて良かった！」と思いますね。

そして「ゲーム配信」はきむちゃんねるですね。

はい、きむちゃんねるです。

UP!TVではなく？(笑)

UP!TVってパッと聞いてわかるヤツ、JANBARIの中にも5人くらいしかいないですよ！(笑)

UP!TV：JANBARI.TVがYouTubeで実験的に作ったサブチャンネル。ゲーム配信などが人知れず行われていた

ジャンバリNEXTチャンネルの前身がUP!TVだったことを知ってる人は誰もいない(笑)

でも、ウチでもゲーム配信やったらいいのにな、とは思います。

ゲームはまだまだ金塊が眠ってますからね。

こういう生配信はやっぱり普段の収録とは違いますか？

そうですね。やっぱり違う部分はありますね。

魚拓さんがチャンネルを立ち上げたのがコロナの自粛期間だったんですけど、その頃はやることがなくて。1人暮らしだったので「声帯閉じたんちゃうかな」ってくらい声も出してなかったんですよ。

そんな時にきむちゃんねるにはお世話になったなと思います。そして、生配信自体も楽しいですね。

コロナで「何をすればいいのか？」って業界全体が迷っていた時に、きむちゃんねるは1つの方向性を出してくれた感じはしますね。

そうですね。リモートでそうやってできるのはすごくデカいなと思いました。

そして最後が「おもスロい人々」ですね。

これは、本当にスベったなと思う収録でした。

自分でも放送も見返したんですけど「あららら、スベってんな」と思ってみるのが辛かったですね(笑)

それは「圧力鍋のごはん」の件ですか？

※圧力鍋のごはん：「圧力鍋で炊いたごはんが美味しい」と家からごはんを炊いて持参したジロウさん。しかし、時間が経ち過ぎたのか、または水が足りなかったのか、沖さんとういちさんが堅めのおにぎりを粛々と食べる様子が放送された

あれだけはマジでやり直したいです。ういちさんと沖さんの2人に持っていく物なので、もうちょっと色々練って持っていくべきやったなと後悔していますね。

収録自体に対しては「ノープランでいってどうにかしよう」みたいな感じだったんですか？

ある程度持って出た部分はあったんですけど、話の展開とかが思ってた方向にいかなかったりしましたね。

お2人がどこに食いつくかで方向性がガラッと変わりますからね。

そうなんですよ！ちょっとミスったなと思って「テストのヤマを張ったけどミスった」みたいな感じで「やっちゃった～！そっちか～！」と思った仕事ですね。

では、印象には残ってるけど、この機会に皆さんにも振り返って見てほしい回ではないですか？

そうですね。「良い仕事ができたな」ではなくて「やり直したい」って今でもたまに反省する番組です。

そういう「やらかした！」ということは、長く引っ張っちゃうタイプですか？

僕は無限に思い出しますね。あの十字架は一生背負って生きていくと決めてますので(笑)

それこそおもスロい人々だけじゃなくて、例えば「ヘブンズドアのあの回」みたいなのも頭の中にあったりしますね。「あの時魚拓さんに○○って言われた時はこう返すべきやったな」とか。「ヤンキーララバイのシメのコメントはこう言っておけばピタッとハマったんちゃうかな～」とか収録ごとに毎回考えちゃいますね。

結構考えちゃうタイプのようです