ガリぞうが778万円プラスで終えた「とある1年」を振り返る【収支日記#80:2021年9月7日(火)~9月13日(月)】 (1/3)
今週の収支日記は9月7日~13日の1週間です。この週はインタビューを受けたり機種シバリ実戦の収録があったり最終回の番組があったりと、バラエティにとんだ1週間でした。
私は不器用な男なので、例えば十種競技的なお仕事が苦手です。どちらかと言えば1つの作業を深堀りして高い精度でこなす方が得意です。つまり今週は自分にとって苦手な1週間だったという事です。
9月7日:とある1年の振り返り
出版社のガイドワークスにお呼び頂き、インタビューを受けてきました。その内容は当収支日記のスケールをさらに大きくした、私や他パチスロ生活者達の人生収支的な記事になるそうです。
著作物の題名は「現役パチスロプロのリアル年収」だそうです。今の私は1年の1/3しか稼働できていないのでバリバリ現役と呼ぶには足りていない気もしますが。
そこで今回は、私のパチスロ生活歴25年の中から1年を取り上げ、年収と合わせて当時の状況等をお話していきます。昔を知る方は懐かしんで頂き、知らない方は昔話として聞き流してくれて結構です。
1999年は私の転機となる1年でした。
4月
負ける事が許されなかった私は、3月~4月にかけて46連勝を記録しました。立ち回りの多くはリーチ目拾いでした。当時は複雑なリーチ目を搭載している機種が多く、ボーナスが成立していながら気付かずに捨てていく人も少なくありませんでした。このリーチ目をたくさん覚え、拾い歩く事で稼ぎとする自分でも情けないと感じる稼ぎ方でした。
そして、ようやく自営時代に抱えた借金苦から開放される事に。ラストスパートで良く打っていたのはクランキーコンテストとハナビでした。いよいよ就職とも考えましたが、当面の生活費は必要なので、もう少し稼働でお金を貯めなければなりません。しかし、やりきり症候群なのか稼働の手がピタリと止まってしまいました。
5月
まだまだ稼げる状況は続いていたものの、どうしてもパチスロを打ちたいと思えなくなってしまいました。家賃や生活費は稼がねばならないのに、元々が野心家じゃなく目標も小さく見据える性格なので、「さらにガッポリ稼いでやろう!」と思えなかったのかもしれません。
ちなみに、この感覚は2018年にもありました。自身のパチスロ漫画が16年間の連載に終止符をうち、他のライター業もほぼなくなった頃、サザンアイズの設定Cを打った稼ぎで長年の夢だった車を買えた頃。他の目標が私にはなかったので、稼働の手が止まりかけていました。ちょうどその頃から始まったYouTube動画出演がなければ、そのまま私は腐っていたかもしれません。
6月
当時同棲していた彼女(今の嫁)が知人からデスクトップパソコンを譲り受けました。私もコンピュータ専門学校を出ていましたし、元々予備知識はあったので、このパソコンを使ってホームページの作成を考えました。まだ黎明期のインターネットで自身の稼働遍歴を綴りつつパチスロの勝ち方を伝えていけば、使命感にかられて稼働意欲も復活するんじゃないかという算段です。この個人ホームページ作成が、元々創作好きだった私にはピタリとハマる趣味でした。
ホームページの看板ネタは「スイカ付き赤7ハズシ打法」と「限定判別」で、何れもコンテストとハナビの技です。
赤7ハズシとは、中リールにスイカ付き赤7を避けて打つ事で毎ゲーム左を1周で止められる方法で、限定判別とは減算値判別の速度を少し早める技でした。何れも当時は他の方でやっている人を見た事がなかったので、食いつきには良いネタと思い公開すると、日に日にアクセスが伸びていきました。
8月
収支公開や稼働日記・機種別の攻略記事を書き始めたくらいから稼働意欲も復活し、成績も久しぶりのミリオン達成に。おせっかい焼きな性格の私には、ホームページを作っての攻略指南が向いているスタイルだったのかもしれません。この頃からYahoo!で「パチスロ」と検索すると、私のホームページが一番上に出てくるようになりました。
この検索サイトのおかげか、記事の執筆依頼や地上波出演のオファーを頂くようになるも、知名度でお金を稼ぐ事に興味のなかった私はスルーしてばかりでした。
11月
パチスロの稼働で収入を得られ、人並の生活を送れるようになったものの、当然ながら彼女の両親には全く認めてもらえないままでした。しかし、パチスロの稼働生活という特技と興味が両立する稼業を即座に捨てる気にもなれず。好きな稼働を続けたまま仕事に転換できないかと考え、徐々に「パチスロライター」という職業を意識し始めます。
ちょうどこの頃、出版社の主婦の友社から「ミニロトナンバーズ超的中法」という誌面で「別ジャンルのプロから見たミニロトナンバーズ」という記事の依頼があったので受けさせて頂く事に。この記名記事デビュー以降、単発の記事ながらいくつかの出版社との取引が始まり、ローカルながらフリーのパチスロライター稼業がスタートします。
12月
元々メル友(死語?)だった射駒タケシさんが「やんちゃに旅スロ」という企画で北海道に来られると聞き、現地案内人として映像にも初出演する事に。
当時は北海道に業界専門の広告代理店など存在しなかったので、同じくメル友だったプロデューサーさんからの依頼で私が直接アポを取りホールブッキングしていました。「人前に出てパチスロの勝ち方を伝える仕事であれば稼働と両立できるかもしれない」と考え始めた頃でもあります。
こうして振り返ると、私のパチスロライター人生の始まりは「日々の稼働を許されたいが為」だったように思います。今、22年前の願いが叶ったかどうかは分かりませんが、こうして書きながら当時の感情をハッキリと思い出せるあたり、根っこの部分は今も変わっていないんだなと思えます。
こうして書いてみると、当記事の題名「収支日記」のスピンオフ的な企画として合っている気もしますし、定期的に進めていこうと思います。
尚、こうした流れのインタビュー形式で綴られた本が「現役パチスロプロのリアル年収」というタイトルで11月30日にガイドワークスから発売されています。興味のある方はご一読のほどよろしくお願いします。
出版社:ガイドワークス
著者名:元営業課長みそ汁
発売日:2021.11.30
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