【P北斗の拳 暴凶星】これぞ「ラオウver.」の系譜!シリーズ最新作「暴凶星」のスペックや演出を徹底レビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
今回は注目の新台「P北斗の拳 暴凶星」を試打してきましたので、スペックや演出はどんな感じだったかユーザー目線でレビューしていきたいと思います。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
ギミック面の新鮮味は控えめ
まずはギミック面から。予告演出やリーチ演出中に液晶の周囲を覆う形で出現するギミックや大当たり当選時に出現するギミックなど、基本的には前作「P北斗の拳9 闘神」を継承。今でこそ見慣れていますが、初めてフレネル系演出を見たときはその迫力に驚きましたね。
新要素としては盤面上部のロゴが「闘神」→「拳王」へと変更され、ロゴフラッシュ予告などで活躍する場面が見られるようになりました。
筐体は前作と同じではなく「P真・北斗無双 第四章」で実装されたスッキリ筐体になっています。とはいえロゴ部分と筐体の変更以外には特に新しいギミックの追加などはないので、残念ながら新鮮味はそこまでありません。
続いて盤面構成。まずはアタッカーです。Sammy系機種は様々なアタッカー構成が存在しますが、本機のアタッカーは通常時~ラッシュ中まで全てこちらのアタッカーで消化。アタッカー到達までに溢しが発生することはなく非常に快適な消化が可能となっていました。
続いてラッシュ中に関わる部分ですが、スルー&電チューは盤面右上部分に搭載。実際の打感としては、電チューが閉じている時間もあるものの下に流れた玉はアタッカーの左下に向かう入賞口へと向かうので、打ちっぱなしでも玉減りはさほど気になりませんでした。とはいえ入賞口の状況でかなり左右されるので、本機を実戦する際はしっかりとチェックしておきたいですね!
出玉関係の造りは優秀な部類ですがギミック面での新鮮味は控えめ。しかし「P北斗の拳9 闘神」のスペック違い的機種なので仕方のないところではありますね。機種によっては完全にそのままということもありますし、ロゴ部分が変更されているだけでも好印象です。そもそものギミックのクオリティはかなり高いですし、ここは☆4つで!
やはり「ラオウ」はこうでなくっちゃ!
ヘソ入賞時
ラウンド | 電サポ | 振り分け |
10R×2(+α) | 時短10回転 or1000回転 |
約5.0% |
10R | 時短10回転 or1000回転 |
約55% |
10R | 時短無し | 約40% |
本機は初当たり確率約1/319.7の一種二種混合機。まず初当たり時の大当たり内訳がこちら。前作と比較した場合、初当たり時は通常大当たりを含めオール10Rかつ3000発以上濃厚パターンが存在すること、通常大当たり時にラッシュ突入のチャンスがなくなりラッシュ突入率が約6%低下していることが大きな変更点ですね。
突入率が下がってしまったことは残念ですがその分しっかりとラッシュ突入時の出玉性能は強化されているので、なな徹で確認できるボーダーラインは前作と同じ約17.3回転/kという数値になっています。個人的には通常大当たり時に引き戻しのチャンスがあるタイプが好みではあるのですが、初当たり時のDEAD or ALIVE感&ラッシュ突入時の期待感が増したのは、「ラオウ」を主役に据えた本機のイメージにピッタリの変化だなという印象。
ラッシュのゲーム性は完全に一新。前作では転落抽選を用いたゲーム性でしたが、今作では時短10回転+残保留(4個)での大当たりを目指すショートSTタイプのゲーム性になっています。「北斗の拳」シリーズでのSTタイプといえば甘デジスペックや「百裂」シリーズなどが思い浮かびますが、本機は爽快感と満足感をどちらも味わえるバランスに調整されているなと感じました。
電チュー入賞時
ラウンド | 電サポ | 振り分け |
10R×2(+α) | 時短10回転 or1000回転 |
約50.1% |
10R | 時短10回転 or1000回転 |
約30.6% |
2R | 時短10回転 or1000回転 |
約19.3% |
また、ラッシュ中の大当たり内訳はなんと「10R(1500発)×2(+α)」の振り分けが50.1%。通常時にはなかった2R大当たりが存在するのは気になるポイントではありますが、大当たりすれば実に半数以上が3000発以上獲得という一撃性はこれまた「ラオウ」のイメージにピッタリです!
演出については後ほど詳しくご紹介しますが、10R×2回以上が濃厚となる「究極 W HYPER BONUS」濃厚演出なども多数存在。しかしそれらが出現しなければ希望を持てないかといえば決してそんなことはなく、「HYPER BONUS」からの昇格パターンも複数回確認。ただでさえ振り分けが50.1%もあるということでどんな当たり方からでも「究極 W HYPER BONUS」への期待を持って楽しむことができます。
初当たり確率を除けば前作「P北斗の拳9 闘神」とは全くの別物なので前作が好きだった方からすると残念に思う部分もあるかもしれませんが、初当たり時のDEAD or ALIVE感やラッシュ中は約半数が3000発以上獲得となる爆発力など、新時代の「ラオウver.」として正当な進化を遂げているなと感じました!
しかし個人的にはやはり通常大当たりでも引き戻しのチャンスがある機種が好みであること、そしてそれに伴うラッシュ突入率の低下は残念なポイントでしたので…ここは☆4つで!
バランス調整に新演出!通常時も進化しています
通常時の演出は前作「P北斗の拳9 闘神」をベースに、図柄の変更や本機からの新たな演出&法則などを追加。個人的に特に注目したいポイントが2点あるのでご紹介したいと思います。
1点目は新演出。本機では「暴凶ゾーン」や「暴凶星演出」といったラオウモチーフの新演出、そしてパチスロユーザーにも馴染み深い演出で展開される「ラオウを探せモード」が追加されています。
「ラオウを探せモード」に関しては特定条件で移行する特殊ステージなので特別アツいというわけではないのですが、「暴凶ゾーン」&「暴凶星演出」は発生すれば大当たりの大チャンス。ベースとなる演出は前作を踏襲しているものの、アツい流れになった際は「どこかでラオウ系の演出来い!」と願い新鮮な気持ちで楽しむことができそうです。両演出共にリーチ発展後に発生するパターンがあるのもGOOD!
そしてもう一つが演出バランスや法則の変更です。一番大きいのは主要リーチ演出である「神拳バトル」関係でして、「神拳バトル」自体の期待度アップ&「闘神化」発生時の期待度アップ、そして前作では最も勝利期待度の低かった「ラオウ」が今作では一番アツい対戦相手へと変更されています。予告演出を含め「とにかくラオウが出ればアツい!」というわかりやすいゲーム性に仕上がっていますよ。
ちなみ、なんと本機では「神拳フェスティバル」経由での「神拳バトル」勝利時はラッシュ突入が濃厚に! ただでさえ激アツの予告演出でしたが、今作で出現時の緊張感は前作とは比べ物になりません。とはいえ今回の試打においてはラッシュ突入時でも「神拳フェスティバル」が発生したパターンは1回のみだったので、出現しなかったからといってラッシュ期待度が著しく下がるなんてことはないのかなと。そのあたりはユーザーの期待感を損なわないゲーム性になっている…と信じたいと思います!
新演出や新法則の追加に演出バランスの変更。本作は完全新作というよりかはスペック違い的な立ち位置に近いことを考えれば十分すぎるほどの進化を遂げていると思います!☆は5つで!
ゲーム性も演出も一新!「百裂」好きに刺さるポイントも!?
ここではラッシュの演出面を中心にお届けしたいと思います。本機のラッシュは電サポ10回転+残保留4個の合計14回転で大当たり当選を目指すゲーム性ですが、前半の10回転と後半の残保留4個分で異なる演出が展開されます。
まずは前半10回転の「拳王ラッシュ」。こちらは豊富な予告演出(先読み含む)とリーチ演出を楽しむことができます。リーチというリーチが存在せずほぼ即当たりのみという演出構成のラッシュが非常に多くなっておりますが、本機の「拳王ラッシュ」では主に「バトルリーチ」「ユリアリーチ」「即当たりリーチ」という3系統のリーチ演出が存在。10回転と滞在回転数は短いものの、予告演出やリーチ演出による大当たりまでの過程をしっかりと楽しめる演出構成になっています。
メインとなるリーチ演出とは別に「ケンシロウ登場演出」というものも存在しており、「ケンシロウ」に会うことができれば「拳王ラッシュ」中専用ボーナスである「特闘 SPECIAL BATTLE」に突入。「特闘 SPECIAL BATTLE」は当選時点で10R大当たり濃厚というだけでなく、ラウンドバトルで「ラオウ」が勝てばVストック(複数の可能性アリ)を獲得!
「特闘」突入時にはパチスロでお馴染みのアノ音も流れるということで、普段パチスロをメインに打たれる方も興奮できる要素が取り入れられているのは素晴らしいアイデアですね。
もう一つの「拳王ラッシュ」中専用ボーナスが「天狼星」で、こちらは「2R大当たり(約200)発+ラッシュ継続」が濃厚。今回当選したのは1回のみでしたが、特に強い予告演出の発生やリーチ演出発展もなくあっさりと「天狼星」図柄が停止するパターンでした。獲得出玉数こそ少ないものの、残りST回数が少ない状態での「助かった…!」感は嫌いじゃありません(笑)。
「天狼星」から「EXTRA BONUS(10R)」へ昇格するパターンもあるそうですし、僕含め初代「百裂」や「天翔百裂」が好きだったユーザーにとっては「おかえり!」と言いたくなるゲーム性になっていますね!
残保留4個分の抽選結果は「FINAL BATTLE」で告知。ここではシリーズ伝統のバトルが繰り広げられ「ラオウ」勝利で大当たりとなります。バトル演出に関しては今更説明することもありませんが、4回転での大当たり期待度が約32.5%もあるというのが嬉しいポイント。「拳王ラッシュ」が終わってしまっても「FINAL BATTLE」で1/3近くが勝利→「拳王ラッシュ」に復帰できると考えればめちゃくちゃ連チャンしてくれる気がしますよね!
昨今はオール10Rタイプが主流であることからも2R大当たりがあるのも気になる方もいるかもしれません。まぁそこに関しては「天翔」好きの僕としては全然OKなのですが、一応気になるポイントもいくつかあったということを考慮して…☆は4つで!
再び「ラオウ」が覇権を握るのか!?
通常時の演出は「P北斗の拳9 闘神」がベースとはなっているものの新演出の搭載や細かい演出バランスや法則などを調整、そしてラッシュにおいては継続システムから演出面まで一新されており、期待以上の進化を遂げた一台となっていました。ただ、すでにレビューした通りラッシュ中の2R大当たりや演出モードの種類が控えめである点などは昨今のトレンドから逸れているので、そのあたりがユーザーの反応にどのような影響を及ぼすのかは気になるところです。
なんだかんだ良いところも悪いところもお伝えしましたが、本機でしか味わえない魅力をたっぷり備えている本機は個人的にはかなり注目している一台。特に「百裂」シリーズが好きだった方には是非一度打ってみて欲しいと思います!
今回のレビュー結果
「拳王ラッシュ」中は上位ボーナスに繋がる演出が豊富に用意されているので、アツい予告演出が出現した際はそれらの演出に繋がることに期待!
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