髭原人に動画作成のこだわりからパチンコ業界の未来まで色々聞いてみた! (2/4)

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ジャケ借りで出会った「ヤベー映画」は「超有名作」だった!?

髭原人写真「パチンコ・パチスロの人」の意外な趣味のお話 好きなドラマ/映画 ショーシャンクの空に、最高の人生の見つけ方、ユージュアルサスぺクツ

髭原人 画像3好きな映画が「ショーシャンクの空に」「最高の人生の見つけ方」「ユージュアル・サスペクツ」

髭原人 画像4ヒューマンものかサスペンスが好きなんですよ。

皆にあんまり言ってないんですけど、映画がすごく好きで誌面を作ってた頃に休みがあった時は必ず見てました。

あの頃はまだレンタルビデオで、5本パック1000円とかで借りてきて、その5本と、自分で朝に一日分のツマミを作って、ビール24缶と焼酎1本、これが1日で飲む量なんですね。

髭原人 画像5かなりの量ですね(笑)

髭原人 画像6それを飲みながら5本全部見て、途中で寝て寝ゲロとかもするんですけど(笑)

それが趣味だったんです。

そのときに借りるのがヒューマン2本、サスペンス2本、あともう1本がほぼ見なくていいようなアクションかアニマルパニックです。

髭原人 画像7「捨ての1本」ってありますね。

髭原人 画像8そんな中で、パチンコ・スロットの台も仕事で覚えるようになってたんですけど、昔はメーカーとかもあまり気にしないようにしてたんですね。

「このメーカーだからこういう台だろうな」って予想しちゃうんで。

映画もそうで、監督と役者をあまり覚えないようにしたんです。

髭原人 画像9予備知識を入れないで見たい、と。

髭原人 画像10そして、ちっさいレンタルビデオでジャケ借りばっかりだったの。だから世の中で有名な映画っていうのも全然知らなかったんです。

大きいレンタルビデオだと「おススメ!」って(笑)

髭原人 画像11有名な映画が全面に押し出されてますからね。

髭原人 画像12それくらいホントにちっちゃいレンタルビデオ屋で自分でジャケットを見ながら選んでいくのが好きで。

そんな中で、ある映画を初めて見終わったあと、すぐに巻き戻してもう一回見たんですよ。それが「ショーシャンクの空に」だったんです。

髭原人 画像13名作。

髭原人 画像14「これ、やっべー、面白い!」「ヤベー映画があった!」って騒いだら、友達に「超有名作だ」って言われて(笑)

「ズコー!」って(笑)

※ショーシャンクの空に(米1994年):スティーブン・キングの小説をフランク・ダラボンが映画化。冤罪で捕まった銀行員が刑務所の中でがんばるドラマ。こう書くと何も伝わらないけども、超名作。フランク・ダラボンはこの後、キング原作の「グリーンマイル」を監督。こっちも名作。

髭原人写真ジャケ借りで辿りつくのもヒキがすごいですね

髭原人 画像16「ONE PIECEって隠れた名作を見つけた」みたいな話(笑)

髭原人 画像17もう、すごいの!なんにも頭にない状態で見ているじゃないですか。1個1個のふざけてるトーク、日常会話とかが全部伏線になってるんですよね。

だから、別に悪いとは言わないんですけど「アルマゲドン」や「タイタニック」とかがあんまり得意ではないんです。先が、というか展開がわかるじゃないですか。

髭原人 画像18あ~、わかります!

髭原人 画像19ここで盛り上がる、ハイ音楽かかりまーす、それで「ここで泣くのねー」みたいな映画があんまり得意じゃなくて。

裏切られることとか、「ここで繋がってるんだ」っていうのが好きなタイプだったんで、それを何も知らないで見たときの「ショーシャンク」がすごかったんですよ。まあ、シビレた!「うわー!」みたいな(笑)

髭原人 画像20予備知識を入れないと尚更シビレますね。

髭原人 画像21「最高の人生の~」はキレイな話だったんですよね。自分の人生に行き詰っているときにちょうど見た話だったんで…

髭原人 画像22ウィル・スミスのやつでしたっけ?

髭原人 画像23モーガン・フリーマンですね。

髭原人 画像24白人と黒人の末期患者で、モーガン・フリーマンは整備工です。

髭原人 画像25あ~。

髭原人 画像26金持ちがジャック・ニコルソンですね。

髭原人 画像27その二人が「死ぬ前にやりたいことを全部やる」って話ですけど、その時に自分が本当に仕事ばかりしてた頃で。また仕事が好きなんですよ。

365日働けるタイプなんです。それをやり続けることで、実際自分のプライベートがおろそかになる、というか。

例えば、自分の父は亡くなったんですが、家族や兄弟がいるんですけど、年間に会うことがほとんどないんですね。墓参りもできてないし。

※最高の人生の見つけ方:(米2007年)余命6ヶ月を宣告された金持ちと整備工が「死ぬまでにやりたいことリスト」を全部やるために旅に出るお話。「スタンド・バイ・ミー」の監督が作ったいい話。日本版ではジャック・ニコルソンが吉永小百合でモーガン・フリーマンが天海祐希と色々と味わい深いリメイク。

髭原人 画像28映画も「最後は家族のところに」みたいな感じでしたからね。

髭原人 画像29「そういうことを全部ないがしろにして仕事するのはどうなのかな?」って、そういうことを考えさせられたのがあって。

すごいキレイな映画じゃないですか。それで好きでしたね。

髭原人写真この監督が後に「最高の人生のはじめ方」「~の作り方」と「最高の人生シリーズ」を作っています。邦題で付けられただけで続編ではないみたいです。「セガール=沈黙シリーズ」みたいな感じですね

髭原人の動画のルーツはあの超名作だった!?

ヤルヲ写真お酒片手にアツく語りたいけど、内容は絶対に言えない。そんなお話です

髭原人 画像32あとは、サスペンスが好きでその中でシビレたのがユージュアルサスペクツだったんです。

髭原人 画像33カイザーソゼですね。

髭原人 画像34よくテレビCMでおすぎさんが「ラスト5分がすごいの!」とか言うけど、まさにそんな映画で「これ考えた人が天才だな!」と。

僕、こういうユージュアル・サスペクツみたいなトークとか番組が作りたいんですよ。

※ユージュアル・サスペクツ:(米1995年)マフィアの麻薬密輸船で多数の銃殺体が出て、そこで一人無傷で残ってたケビン・スペイシーが取調室で事件を回想していく。とそれ以上言うとネタバレに繋がるので何も言えない。ネタバレするともう見る気が失せるけど、何も知らずに見ると絶対電撃が走る映画。知らない人は絶対見た方がいいし、その時はネット検索とかしてはいけない。山奥とかで見るのが吉

髭原人 画像35最後に伏線回収みたいな。

髭原人 画像36ヒゲタロウって清流物語の液晶演出再現の動画があったじゃないですか。この映画を元にしたのがそれなの!

要はあのオチって誰も想像がつかないと思うんだ。

髭原人 画像37どんでん返し的な。

髭原人 画像38「そこ行きます?」ってオチじゃん?

髭原人 画像39そうですね。

髭原人 画像40それがユージュアル・サスペクツなのね!

あの最後の瞬間、俺の中にビリビリビリ!って来て、「うわー!」みたいな。「ここ来ますー!?」みたいな興奮があったんですよ。

髭原人 画像41あのラストを最初見たときは電気走りますね。

髭原人 画像42だからこういう動画が作りたいな、って思って。

その時は動画に携わる仕事についてなかったんですよ。

髭原人 画像43映画自体も20年以上前でしたね。

髭原人 画像44浪人中に見たのかな?それで頭にずっと残ってましたね。

そして今、動画を作る仕事に就いたんで、そういう思考の裏をかくような、皆が想像しない展開の動画を作りたいな、と。

だから、僕は今上げてる動画にこだわりがあって、絶対にサムネで煽らないんですよ。やっぱりサムネで煽った方が、再生数って絶対上がるんですよ。

髭原人 画像45今は特にサムネで煽る流れが。

髭原人 画像46そう、絶対的に伸びるんですよ!

でも、楽しみに見てくれてるユーザーさんが少しでもいるんですよ。

そんなユーザーさんが、例えば「GOD〇発引いた」とか「万枚出た」とかのサムネを見ていると、「あと〇発GODがあるんだな」って思って見るようになるじゃないですか。

髭原人写真確かに「城之内死す」くらいにサムネで中身がわかる動画が増えましたね

髭原人 画像48「あー、ここでGOD引くんだろうな」みたいな。

髭原人 画像49なので、誰と何打ってるのかもわからないサムネで「見てみたらすごく劇的な回」の方が俺は好きなんですよ。

髭原人 画像50あ~、わかります。

髭原人 画像51絶対、そっちの方が再生数は伸びないんです。

しかも、後々検索するときも「誰がどの機種を打ったのか?」が、僕の動画はわかんない(笑)

髭原人 画像52それでも(笑)

髭原人 画像53そう!俺はそれでいいの!再生数でお金を稼いでる仕事じゃないから。

楽しみに見てくれてる人が1回見てくれれば。まあ、繰り返しは見れないと思うんですよ。探せないから(笑)

それでも、その最初に見たときに「うわっ!マジか!」って衝撃があれば、俺は「作ってよかったな」ってタイプなんですよ。

髭原人 画像54作り手冥利に尽きる。

髭原人 画像55会社が今は「再生数を取れ」っていう時代だから、他の人はそういうサムネにされるんだけど、僕は断固拒否しています。

「それをやるんだったら辞める」って言ってるんで。

だから、それもユージュアル・サスペクツから来てるかもしれないですね。

髭原人 画像56今後も伏線回収系を。

髭原人 画像57そうですね。前もって動画の中で「フラグを立てる」って言い方もすごいします。

先を予想したりして、それが繋がってビチッて来たときって、すごい気持ちいいじゃないですか!あれが好きなの(笑)

髭原人 画像58それができたときは気持ちよさそうですね。

髭原人 画像59そういうのが僕の動画は多いかもしれない。だから、ダラダラと打って「時間がきたから止めましょう」って動画は10本に1本もないかもしれないです。

ちゃんと途中途中で「こういう風に締めよう」って考えて「こういう店内状況で、こんな感じだから、あとはこういう風にやっていこう」ってことをいつも考えながらやってますね。

サインボードを持つ髭原人この写真も実は何かの伏線だったのかもしれません

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