シーサ。が生み出した「2確ぅ~!」と動画でお馴染みとなった「あいさつ」誕生秘話を聞いてみた! (1/3)
シーサ
ARROWS-SCREEN所属のスロッター。元パチンコ店店長という異色の経歴があり、メガネとオールバックをトレードマークに、丁寧な物腰に反した脅威のヒキを魅せる、という超個性持ち。- シーサ。の回胴日記ブログ
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スロット業界の達人に成功の秘訣を教えてもらう「エキスパート」シーサ。さんの2回目です。
今回は、「実はシーサ。さんが始めた実戦動画の定番カルチャーとは!?」「『シーさん』と呼ぶ仲良しは実は…!?」「『2確ぅ~』の正しいやり方講座」の3本をメインにお届けします!
実戦番組の定番「入場の挨拶」は回胴日記から!シーサ。が狙ったムーブメントとは!?
収録で入場のときに、「店員さんに挨拶をしながら入っていく」というスタイルは、実は回胴日記からじゃないか? っていう説があるんですが、これは本当ですか?
軽めの質問のつもりでしたが、「それにも理由があります」とシーサ。さんの眼鏡が一瞬光った気がしましたそうですね。これは理由がありまして、我々がこの動画を始める前までっていうのは、もちろんテレビとかDVDとかインターネットでもありました。
しかし、当時は演者さんがカメラの前でタバコ吸うのも当たり前、普通にお客様の立場として入店して、お客様と同等の立場で実戦をして勝利を目指して、という。
要はプレイヤーの立場ですね。それが良いとか悪いとかじゃなくて、そういうスタンスで、更にかなり知識があって技術がある人達ばっかり。
ライターさんはもう本当にプロって言われるような方達ばっかりだったので、知ってる人が見たらめちゃめちゃ面白い。もう、有料の価値があるぐらいの動画ばっかりだったんですよ。
でも、業界全体として見れば、これだけ遊技人口が減ってる中で「いかに新規ユーザーを開拓していくのか?」ってのは、大きな課題だったんですね。
新規層の拡大につなげないと稼働が増えない、ということですね。
そうなんです。「知ってる人が楽しめるものだけで良いものか?」っていう疑問はずっとあったんです。
むしろ「パチンコ、パチスロをこれからやろうかな」って思っている人や、未経験の人が見たときに、パチンコ店に対するイメージがあんまり良くないんじゃないか? と。
一番大事なのはパチンコ店の敷居を下げること。誰でも気軽に入れるところで、こんなに明るい雰囲気で、今は設備も整ってて、1パチもあって5スロもありますよ、と。
タバコ臭い、お金がかかる、ギャンブルだ、そして客層が、とかそういう時代じゃないんですよ? っていうところをまず伝えていきたかったんですね。
怖い場所ではないですよ、と。
なので、「非常に良い雰囲気ですね」ということを伝えよう、と思いました。
こちらが挨拶するとスタッフの方も挨拶されますよね?
そうですね、返してくれますね。
黙ってると挨拶しない店もあるんですよ。
でも、お客様とか演者さんが挨拶して無視するスタッフさんはほとんどいないんですよ。
スタッフの方が笑顔で、「おはようございます」「いらっしゃいませ」って言えば、それだけで朝イチの雰囲気って良くなるんですよ。
それを作るのは入場する側の務めでもあると思ったので、「我々はお客様として入っちゃいけない」「我々はお客様をお迎えする立場としてお店に入るんだ」っていう意識を全員で持って。
だから、「挨拶を必ずしよう」「頭を下げよう」「スタッフの方の笑顔を誘おう」そうすると、映像にしたときに「雰囲気の良いお店だね」ってなるじゃないですか。
「挨拶を丁寧にするスタッフがいるお店」というだけで、確かに印象は良くなりますね。
先ほど言ったように、「パチンコ店に入るための敷居を下げる」っていうのは「明るいお店なんだ」ってだけでもちょっとプラスのイメージになりますよね。
ましてや、自分が出ていれば「あっ、こんな人でもスロット打ってるんだ」「スロット打ってる人にもこんな人達もいるんだ」っていうのの1人に加えてもらえたら嬉しいですしね。
その前に言った僕は攻略要素を含めない、設定推測もそんなにしない。いわば適当に打ってるって思われてもおかしくないですけども、「それぐらいで勝てるもんなんだ」っていうイメージを与えることも実は大事なんですよね。
これまでの実戦動画は、設定を推測しながら「低設定だったら止める」とか「追う理由が高設定」とか、知識がないと打てないような印象を与えてしまうものも結構あったんですよ。
敷居が高くなってしまうイメージですね。
そこなんです。
設定を気にせずとも、「そういう知識や技術が無くても打てる台ってたくさんあるんですよ」って、「目押しいらないし当ったら光るし」と、そういうものを発信していった方がお客様は増えていくだろう、と。
「ヘビーユーザーをもっとヘビーにするんじゃなくて、ライトユーザーを増やしていく」という方が業界全体の底上げになる、っていう考えだったんで、スタンスをこれまでのライターさんや演者さんとはちょっと違う方向でいこうと思いました。
そして「腰は低く」「笑顔でそんなに詳しいことを言わずともスロットを楽しんで打ってる」という姿を見て「ああ、一回やってみよっかな?」って思ってもらえればOK、っていうスタンスで始まりました。
それのきっかけとしての入場挨拶というわけですね。
始めた当時から、これからYouTubeで色んな動画が上がってくるっていうのはわかってたことなので、そうなったときに出てくる演者さん達が偉そうに入っていったら、「業界のイメージなんか絶対良くならないな」と思いました。
どんなことを発言しても、どんな打ち方をしても「あっ、ちゃんとしてる人達がやってるよね」ってイメージを付ける為には、これをやっぱり何人かがやっていかなきゃいけないんで、まずその先頭を走ろうって考えていました。
「技術も無いし知識も無い、でも挨拶は出来るし笑顔も作れる」それを武器にしよう、ってところから「お辞儀」に繋がりました。
凄いですね。むちゃくちゃ深い理由があったんですね。
そうですね。「やってることには全部理由がある」っていう考えなので。
「全てに理由がある」軽めの質問であっても、全ての答えにシーサ。ロジックが隠されていましたじゃあ、この入場挨拶が今の演者さん達のスタンダードになってるというのは、むしろ狙い通り。
そうですね。「そうであって欲しい」って気持ちで始めたので、挨拶して入場される他の演者さんを見ると、本当に嬉しくなりますね。
「だよね」って言って(笑)
本当に挨拶って大事ということですよね。
大事ですね。
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