助六がフリー転身の理由を語る!パチマガとの現在の関係性についても聞いてみた (1/3)
助六
フリーのパチンコライター。パチンコ攻略マガジンの攻略軍団員として丁寧でわかりやすい演出解説と唯一無二のハスキーボイスで人気を獲得し、2021年5月よりフリーライターとして活躍の場を広げている。スワローズファン。- https://twitter.com/sukeroku73kissy
- きっしー助六のパチ日記(YouTube)
- https://www.youtube.com/channel/UCcz2Y1yhR42UxbFwvPFGCmA
今回のエキスパートはパチンコライターの助六さんです!
パチマガの看板ライターとして長く活躍していた助六さんが2021年の春にまさかのフリー宣言をしたことで、業界の内外を問わず大きな話題となりました。今回はその気になる裏側を全部聞いてみました!
勝手に決まった「助六」
たくさん話していただくのでミルクティーをご用意しましたこれから長くお話いただくにあたって、紅茶花伝を用意しました!
アンケートに書いてましたね。ありがとうございます!
パチスロ系の演者さんはカフェオレが好きな方が多くて、パチンコ系の方はミルクティーという印象です。
※カフェオレ派の皆さん
・梅屋シンさん
・しのけんさん
・ポロリさん
そうなんですか?
前回パチ7のせせりくんが来られた時に好きなミルクティーベスト3を挙げていただいたんです。
それはすごいですね!あとで話そうと思ったんですけど、DMMのMYMEさんも同じように紅茶が好きで、お互いに紅茶花伝じゃないとダメなんだっていう話をしたことがあります。
ミルクティーというか紅茶花伝派がかなりいますね。
「紅茶好き」っていうことで他の紅茶をいただくこともあるんですけど、正直な話をするとこれじゃなきゃあんまり嬉しくない(笑)
やっぱり独特の味はありますよね。
他のだと物足りないと感じることが多くて、結局これを探して買うんですよ。
だから、紅茶花伝がなかったら仕方なく他のミルクティーを飲む感じです。
予想以上に刺さっていただいたので、ご用意してよかったです!
では、ここからは経歴を伺っていきますが、マガジンに入るまでの流れを教えてください。
まずは「高校を出る前に手に職をつけた方がいい」と言われて、美容師の学校にいったんです。人と話すのも好きだし、そういうのに興味もあったので。
ただ、実際やってみたら「これを一生やるのは違うな」と思って、半年くらいで辞めちゃいましたね。
それで布団の営業職になるんですね。
それはかなり怪しいやつですなんですけど(笑)
昔の人って綿の布団を使っていたんですけど、それを打ち直しませんか?と家を1軒1軒回るんです。
「今世の中に出回っている化繊の布団は寝心地も悪いし、体にもよくない、やっぱり綿の布団が一番ですよ!」みたいなことを言いながら1万円とかで打ち直して使ってもらうみたいな仕事でした。
実際売れるんですか?
売れてる人は普通に月100万円くらいいってましたね。
すごいですね!
自分も調子が良かったときはあるんですけど、やっぱり押し売りみたいに薦めるやり方が性に合ってなくて、嫌だなと思うようになったんです。
そういうことをメンタル的に思い始めると売れなくなってくるもんで、これも1年くらいやって辞めましたね。
そこから深夜のコンビニへと。
経歴に書き忘れちゃったんですけど、これの前にコンピューターを学ぶ学校にいってたんですよ。
さすがに時代的にパソコンを使えるようになった方がいいなと思って、その学校にいきながらパチンコを覚えました。
そこでパチンコとの関わりができるんですね。
学校に行きながら深夜のコンビニバイトをしていた頃、時間はあるけどお金がなさすぎて悩んでいたんですよ。
そこで思い出したのが、そういえば父親は仕事をしながらパチンコでもお小遣い稼ぎしていたなと。で、父親が勝つために読んでいた本がパチマガだったので、ちゃんと勉強すればパチンコは勝てるんじゃないかと思って打ち始めました。
そこで攻略誌に触れたことで「こういう仕事をしてみようか」となった感じですか?
そうですね。深夜のコンビニで働きながら、3択の方向性で悩んでいたんですよ。
オカルトの谷村ひとし系か、データ表示の上がりグラフを推奨しているサイトがあったので上がりグラフ系か、正攻法でパチマガみたいにボーダー系の3つですね。
そこで考えたら、最初の2つは全く根拠がないなと思って、釘や回転率を勉強してから勝てるようになっていったので、じゃあマガジンがいいなってパチマガに入りました。
「液晶のクセが良いから…」とか言ってる場合じゃないぞと(笑)
当時はネットも普及していないので、何が正解かわからなかったんですけど、「パチマガ」や「パチ勝」って雑誌にも「オカルトはない」って書いていたんですよ。
だから、「狙い目回転数」とかじゃないぞ、そっちにいったら危ないぞ(笑)、となって若干データを気にしながら回る台を探す立ち回りで勝っていましたね。
そこでパチマガに履歴書を送ったんですか?
ちょうど募集していたので、それに応募しましたね。
ライターネームの助六というお名前は編集部で勝手に決められたという話をお聞きしましたが、これはマガジンの伝統みたいな感じだったんですか?
たぶん、当時はみんな勝手につけられてましたね。「誌面を楽しみにしてて」みたいに言われて。
ドテさんもドテチンっていう名前じゃない頃に、楽しみにしてて雑誌を見たら自分の名前がドテチンになってて、ショック受けてましたね(笑)
僕もかっこいい名前がいいなって思ったこともあったんですけど(笑)、まあ、特徴があっていいかなとなりましたね。
本当はもっとこんな名前が良かったという候補はありましたか?
寿司の助六も全然好きじゃないから、カタカナでおしゃれな名前が良かったですね(笑)
歌舞伎の女形みたいな顔をしてるという理由で助六って名づけられたみたいです。
マガジン系列の名前の中でもちょっとカラーが違った感じですよね。
たしかにそうですね。一緒に入った2人がロンダート、ジャイロキャプテンっていうカタカナで、その前もドテチンとかだったので、全然毛色は違いましたね。
ただ、今となっては助六で良かったなって思います。
入った当時はどんなお仕事をしていたんですか?
ほぼ半年くらいはデータ取りだけですね。パチンコ屋さんに行って演出をメモって、演出の数だけ正の字書いて、編集部に帰ってまとめて信頼度を出すみたいな。
その時は社員になっていたんですか?
完全にアルバイトです。時給でやってました。
では、呼ばれてやった分だけ給料になるみたいな感じですか?
そうですね。でも、当時は週5とか結構なペースで仕事がありましたね。何千、何万回転と回してデータ取りをしていました。
また、そのデータをまとめていく時なんですけど、A4くらいの紙をもっっっのすごい数使うんですよ。
どういう風に使うとそんなに数を使うことになるんですか?
例えば「A予告とB予告の複合×1」って1行書いたらそれだけで1枚使って、また次の紙に書いていくという感じでしたね。
1回転数ごとに1枚、起きた予告をまとめていく感じですね。
そうです。予告の複合を全部チェックしていくんですよ。本当にすごい量の紙で無駄な使い方をしていましたね(笑)
こういう仕事って最近は少なくなっていますよね。
たぶん雑誌がなくなる少し前くらいまでやってたんですけど、雑誌が厳しくなったり、色々な事情でガクっと減りましたね。
では、今の若手の方たちはデータ取りをしてない方もいるんですか?
データ取りはみんなやってましたね。
でも、時代と共にどんどん減っていって、最終的に雑誌がなくなると共に完全になくなるみたいな感じですね。その流れでパチマガでは攻略軍団もふわっと解体してました(笑)
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